『ありがとう…ございます……先生。』





『何かやり遂げたいことでも、あるんだろ?そんな目をしてる。』





『はい。命だけは……落としませんから。』







翔に支えられて、車に乗り込んだ。





-- 翔の家。-----




あたしは初めて翔の家にお邪魔した。





『言わなかったけど、有沙と付き合ってる頃は、住み込みの執事みたいな存在で、ここは個人的に持ってるだけだから、この家があることは、青山家の誰にも言ってない。だから、この場所も安全なんだ。』