一番安全な潤悟の家に、あたしと翔が先に集まった。
『潤悟は…わかってるとは思うけど、あたしとはもう何でもなくて、翔のことは敵なんだからねぇ。あと、翔は…あたしの婚約者だけど、あたしの敵。仁には……有沙ちゃんが悪い子だって思わせたくない…。だから、そこんとこは、協力して。』
それからしばらくして、バイトが終わった仁が到着した。
『何?』
『仁…仁は、有沙ちゃんには、あたしと潤悟が別れたってことと、あと翔とは初対面ってことにしてねぇ。』
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