-- 大学。-----




『進路どうする…?周りは皆決まり始めてるよ?』





『あたしは、進路はねぇー……』







全然、考えてなかった…。




来年の今頃、あたしはどこに向かって進んでいるのだろう。












『あれ……あれって、潤悟くんじゃない?』





『…え?潤悟?』




前を見ると、門の近くには潤悟の姿があった。







『ど、どうしたの…?!こんなとこまで、わざわざ。』