『仁…仁も……これからは…あたしを助けようとしちゃ…ダメ…だよ。結局は…潤悟や翔の手を………借りなくちゃ…いけなくなるから…。』




あたしは自分の手で、何とかしなくちゃいけないから。







仁はあたしを、自分の部屋に運んだ。







まだ少し湿っている服を着ているあたしを、大きなバスタオルでくるみ、布団に寝かせた。





『ここなら、暖房ついてたから、お前の部屋よりは暖かいよ!しっかりしろよ…。服濡れたままじゃ、よけいに……。着替えられるか…?』