それまでの間だけ…我慢して…たえて…。』




そう声をかけた…。



翔の涙が、あたしの肩へと流れ落ちた。







『これから…社長の所に呼ばれてるけど、ここに残るか?』





『ううん、あたしも行く!連れてって!』







-- 社長室。-----




『よく来たね!あれから、2人の中はどうだい?堺くんとは、順調かい?』





『はい!順調です。あたしたち…婚約することにしたんです!結婚は、お互いに色々と分かり合ってから。って、ことに決めたんですけど。』