あたしたちも、もうすぐで大学4年生になる。 周りは少しずつ、進路を決める人たちが増えてきていた。 『もしもし?お母さん?』 『あんた何で全然、連絡してこないの!!!!!』 『ごめん……忙しくて…!今、友達とシェアしてて、家賃の半分は払ってるからさ!だから、家にはしばらく帰らないと思う。』 『わかったけど、少しは連絡くらいしてきなさいよ!』 あたしは久しぶりに、母に電話をかけた。