- 2月16日。-- バイト先に、原田さんの知り合いだという女の人と男の人が入ってきた。 『これから、こちらで働くことになりました。日高 実緒(ヒダカ ミオ)です。』 『同じくこちらで働くことになりました。赤堀 学(アカホリ マナブ)です。』 これが、あたしの本当の闘いへのゴングだった。 『菊原さん。私の手伝いをお願いしたいので、ついてきて下さい。』 『はい、わかりました!』