夜景を見つめながら、あたしは仁に伝えた。
仁には、有沙ちゃんや有沙ちゃんの家族が関わってることは言えない。
だって…仁はまだ有沙ちゃんを愛しているから。
『店長よりも…上なのかよ……。これから、お前はどうするつもりなわけ?』
不安げな顔をしている。
『店長にはもう言ったよ。引きずりおろすって。あとは、店長があたしの味方みたいになったことが上にバレないように、探りを入れる…店長を使うしか方法がないから。』
『危険度は…?』
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