『こっち。』 あたしは仁に連れられて外に出ると、仁は自分の家のドアの前を指差した。 『普通に、別の人の家でしょ…?』 あたしが言うと、仁はポケットから鍵を取り出し、扉を開いた。 『何…ここ……。』 『ここは、倉庫!ベッドや家具だらけだろ?必要になったもんは、こっから持ってけって!女もんもあるし、どんな時でも困んねぇーだろうって。』 『これも……潤悟が…?』