『どんな方なんですか?出来る店長の恋人っていうのは。』 潤悟が店長にきいた。 『可愛い子ですよ。危なっかしいところと、負けん気の強さには、手をやいていますが…!』 『西野くんは、彼女はいらっしゃらないんですか?』 『……。』 あたしの顔を見る潤悟から目をそらし、あたしは仕事へと戻った。 潤悟。 潤悟には彼女はいないよ。 いたとしても、それはあたしではない人。 『待てよ…!!』