『明日、バイトなんだろ?もう、寝たら?』 『ね、寝れるわけないでしょ…!!』 『西野とは、平気で寝れるくせに!ホント、妬けるな。ここに来て思ったよ。本当にあいつのことが大切なんだなって。いや、お互いにかな。あいつにとっても、菊原が何よりも大切みたいだから。』 付き合ってれば、皆そういうもんなんじゃ…ないの? 仁と有沙ちゃんは……違う…の? あたしは心の中で、そっと仁に質問を投げかけていた。