あたしはバイトに行く前に、大学の講義を受けていた。 『華恋は、男の気配0だねぇ…。』 あきれ気味に友達は言う。 『そう?』 確かに、今までは男の気配…0だった。 『そう?…じゃないよ!大学通って、バイトしてっていう毎日もいいけど、もう大学生なんだし、少しはそういう話があってもいいんじゃない?』 『機会があればかなぁ。あたしを好きだって言ってくれる人がいれば、の話だけどねぇ!』