『華恋。ちょっと話が…。』 弟の拓巳くんだ。 『どうぞ?どうしたの?夜遅くに。』 『怪我とか…大丈夫?』 『もう大丈夫だよ。』 拓巳くんにも、心配かけちゃったな…。 『潤兄を元の潤兄にしてくれて、ありがとう。』 あたしには、拓巳くんが何のことを言っているのか、すぐに理解が出来た。 でも、まだ本人の口からはきいてないから… 『何の…こと?元の潤兄……って。』