『必要な荷物だけ、持ってさ……。その顔じゃ、親が見たら心配すんだろ…?あと…バイトはさ………』 『わかった…。昼間、家族は全員いないから、その間に荷物だけ持って出てくる。友達に誘われたから、友達ん家に泊まるって、書き置きを残してくればいいし。でも…バイトは行くよ。ごめんねぇ…。』 『…どうして?』 不安げな顔をする潤悟。 『あたしは、悪くないから。悪いことはしてないから、バイトへは行く!』 潤悟…。