翔一は、手を離した。





『華恋は絶対に、あんたのもんになんかならない!!』




潤悟はそう言うと、思いっきり翔一を殴った。







倒れた翔一に、




『お前のもんじゃない!!俺のもんだ…』




そう言い残すと、潤悟は華恋を抱きかかえて家へと連れて帰った。








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-- 部屋。-----




『良かったわ…大丈夫?』




潤悟のお母さんは涙ぐみながら、あたしを見ていた。