翔一は、手を離した。 『華恋は絶対に、あんたのもんになんかならない!!』 潤悟はそう言うと、思いっきり翔一を殴った。 倒れた翔一に、 『お前のもんじゃない!!俺のもんだ…』 そう言い残すと、潤悟は華恋を抱きかかえて家へと連れて帰った。 ∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥ -- 部屋。----- 『良かったわ…大丈夫?』 潤悟のお母さんは涙ぐみながら、あたしを見ていた。