『じゃあ、こっちで決まりねぇ!あたしは、そこのカフェに行ってるねぇ!』 あたしは仁をおいて、近くのカフェに入り、テラスに座った。 あたしはよく考えてみると、付き合った人に、一度もプレゼントなんてもらったことがない。 仁の彼女は…幸せなんだろうな……。 あの仁が、一生懸命になってプレゼントを選んでた。 『お待たせ!ありがとな!今日は付き合ってくれて。』 『いいよ!喜んでくれるといいねぇ。』