『おやすみ。』





『おやすみぃ。』







夢じゃなかった。



潤悟。


初デートをまた潰しちゃって…ごめんねぇ。







『潤悟…。もう大丈夫だから、潤悟もそこにベッドあるんだし、ベッドで寝て。』





『俺は大丈夫だから。熱あるんだから、俺の心配はしないで、寝てなよ。』





『う…ん。』





『華恋…俺さー、もう少し頑張るから。』




潤悟が手を握った。







『な…にを?』