あたしの視界の夜景が、夢を見ているようにぼやけた。 『あたし…夢見てるの……?』 幸せだった初デートは…夢?! それなら……覚めなくていい…。 『華恋?!気づいたか?』 あたしを覗き込む潤悟。 『まだ……夢?ここは?』 『ホテル。』 『嘘!!ホテル…』 『熱があって倒れたから!変な気、起こしたとかじゃなくて。』