ここからは、何でも見えてしまいそうに思える。 神様からは、こんな風に……いや…これ以上に何でも見えてるんだろうな! あたしの中にある決めきれない心も、強がりも、何もかも。 『何でも見えそうだよな。』 『え?』 考えてたこと…潤悟にバレてた? 『下に俺がいたら、俺の心も…全部見えそうだ。でもまぁ、実際は神様くらいか!』 景色を眺めながら、潤悟は笑った。