『原田…さん。』 あたしはしゃがんで、下に落ちているゴミを拾っていると、原田さんが久しぶりに話しかけてきた。 『私忙しいから、悪いんだけど、これ片付けといてくれる?』 モップをあたしの横に置いた。 『あ……はい…。』 『あ!あと、これもね!』 しゃがんだまま原田さんの方へ振り向くと、いきなり水のたくさん入ったバケツが、頭上から落ちてきた。 『…やっ!!』