-- 9月。----- あたしは、あれ以来。 別れよう…と言うのをやめた。 潤悟の決意は、思った以上に堅かったから。 そして、あれからあたしは、バイト先でまたこき使われていた。 バイトを休み過ぎたから。 休み過ぎた分、ほぼ毎日バイトをしていた。 『潤悟、ちょっといい?』 あたしは倉庫で潤悟に手招きした。 『ん?』 『明日なんだけど、潤悟も休み?』