∥∥ 帰り。∥∥∥∥∥




『何ですか……?』





『林くんのことなんだけど。』





『ききたく…ありません……。』





『大学の結果を……』





『もう必要ないじゃないですか…!!!!!受かってても、受かってなくても、何も変わらない!!』







潤悟が一番ききたくなかった言葉だった。




自分を責め続けている潤悟にとって、大学の結果という言葉をきくと、どうしても発表の日のことを悔やんでしまって仕方がなかったから…。