『わかりました。これから行きます。』







∥∥ 敦也の家。∥∥∥∥∥




敦也のお母さんの目は、赤く腫れていた…。





『潤悟くん…大丈夫……?』





『大丈夫です……なぜだか…涙が出ないんです。悲しいのに…つらいのに…涙が出てこない。』





『敦也は…潤悟くんを、とても大切に思ってた。いつも「潤が、潤が。」って、嬉しそうに話してた。それでね、見てほしいものがあるの。敦也の潤悟くんへの思い……あの子、バカだから大切なことは…口では言えないみたいで……。』