はぁ…びしょびしょになっちゃったじゃん。 「どうしようかな、これ。」 私はびしょ濡れになった髪や制服を見て、また深いため息をついた。 髪って言っても、カツラだけど。 「面倒だから、このままでいいや。」 私はびしょびしょになりながらも、トイレを出て教室に向かった。 けど、廊下を歩いてるときの視線が痛かった。