「私もそんな顔に生まれたかったよー」

ちょっと言ってみる。

「はぁ!?紗耶だって充分すぎる位、可愛いじゃん!」


お世辞ありがとう、奏太。

でも

「抱きついてこないでよー苦しいー」

息がぁ………

「あっ、ごめんな?」

パッて離れた。

やっぱそんな姿が可愛くて。

「……許す」