えっとぉ。
私は一階のある部屋をノックする?
「櫂兄ぃ~~~~(らぶらぶ)」
本日一番甘ったれた声を出す。
「どうぞ」
中から声がしたから、遠慮なくノブを回して部屋に入って、後ろ手で閉める。
私が入ったのはお姉ちゃんズの下、そして私のお兄ちゃんこと、櫂希【かいき】の部屋。私よりお姉ちゃんズに近い年のせいか、お姉ちゃんズとあんまり相性が良くないみたい。私はどっちも好きなんだけど、最近どうも「私の育て方の方針」で衝突するらしい。
…兄弟同士でそれもどうよ…って思うけど。
「櫂兄ぃぃ~~。遅刻しそうなの~~。今から行ったら絶対送迎バス間に合わないよ。お願い!!学校まで車出してぇ~」
…あ、櫂兄ぃ、今ため息ついた。
「今月で何度目ですか?僕にばかり頼ってると逢音が成長できませんよ。樹李姉さんと陽華姉さんにも怒られますしね。たまには頑張って行ったらどうです?」
「…じゃあ今日学校休む。無様に遅刻した姿、みんなに見られたくないもん」
私は一階のある部屋をノックする?
「櫂兄ぃ~~~~(らぶらぶ)」
本日一番甘ったれた声を出す。
「どうぞ」
中から声がしたから、遠慮なくノブを回して部屋に入って、後ろ手で閉める。
私が入ったのはお姉ちゃんズの下、そして私のお兄ちゃんこと、櫂希【かいき】の部屋。私よりお姉ちゃんズに近い年のせいか、お姉ちゃんズとあんまり相性が良くないみたい。私はどっちも好きなんだけど、最近どうも「私の育て方の方針」で衝突するらしい。
…兄弟同士でそれもどうよ…って思うけど。
「櫂兄ぃぃ~~。遅刻しそうなの~~。今から行ったら絶対送迎バス間に合わないよ。お願い!!学校まで車出してぇ~」
…あ、櫂兄ぃ、今ため息ついた。
「今月で何度目ですか?僕にばかり頼ってると逢音が成長できませんよ。樹李姉さんと陽華姉さんにも怒られますしね。たまには頑張って行ったらどうです?」
「…じゃあ今日学校休む。無様に遅刻した姿、みんなに見られたくないもん」