「じゃあ魅散……
一緒に家帰ろっか」
「………うん!!」
すると、いきなり
音楽が鳴り始める
「あっ…私の携帯!」
メール来てるし…
「誰から?」
「あ、先輩からだ」
「誰だそいつ」
「………?私の彼氏」
私がそういったとき、
刹那と永が顔を見合わせて
刹那は苦笑いしてた
なんなんだ???¿¿¿
「魅散、何だって?」
「えーと……あぁああ!!
今日、、デートの
約束してたんだ!
でも……今日は
行く気分じゃないな…」
私は、ごめんねって
先輩にメールを返した
そーいえば今日、
休日じゃん……
「今日どーしよーかな…」
「とりあえず家帰れ(怒)」
「「ふぁーい」」
そして私達は、
玄関に向かった
「刹那、今日はありがとっ!」
「………超迷惑」
むすっとした顔で、
ちょっと照れてる刹那…
可愛いくて優しい
「せっつん大好き」
「私もっ!!」
私と永は刹那に抱きついた
「っ………///?!!
何すんだよ!!バカ野郎!!
ふざけんな/!早く離せ!!」
「刹那のケチ~」
「減るもんじゃねーし」
「俺の怒のドウカセンが
減っていくから止めい(怒)」
刹那はなんだかんだいって
優しいと思う……
だって、刹那が
いなかったら私は…
「刹那、また
遊びに来るねっ!」
「また絡もーな!!」
「迷惑…うざい…
絶対来んなよ………」
''絶対来んなよ''
それは、もう悩むなよって
意味なんだよね?
不器用な人だけど
ちゃんと伝わったからね
「じゃあねっ!!」
そして、私たちは
駆け出した
刹那は振り返りもせず
お店の中に戻ったけどね;
「魅散…………」
永が私の名前を呼ぶ
なんだろこの感じ…
ドキドキしてくすぐったい…
今までこんな事
無かったのに…//
「何?永……?」
「俺、絶対治るから
魅散を俺のモノにするから」
……どーゆー意味?
「頑張って生きるから
だから魅散は、
俺の傍に居てね」
「当たり前だよぉっ…」
必死に生きたいと
願う永を見て…
またもや涙腺崩壊
「泣かないで……」
私を抱きしめる永の
胸の中でちょっと泣いた
「泣き虫…………」
でも私、知ってるよ
永が夜中に泣いた事
永だって泣き虫のくせに
''魅散を俺のモノにするから''
この言葉、早く
理解出来るといいな♪
私そんな事を考えていた
これから何があっても
永は私の大切なヒトだから
+°。• +。°• +。°
「春」
改めてキミの
大切さに気づき、
いっぱい泣いた季節
春ーーー終
+°。• +。°• +。°
「夏」
大好きなキミと
いっぱい思い出作った季節
2人で過ごしたあの夜
忘れないから
永side
俺はーーーー•••
死にたくない
まだ、生きていたい
魅散と一緒に居たい
一人で何度も泣いて
喚いて叫んで
恐怖と悲しみを
こらえてきた
でも、その願いは…
もうすぐ終わりを告げる
どして神様は
俺から全てを
奪ったんですか?
言葉じゃ表せない
胸の痛みと切なさが
俺の心を壊していく
もう諦めたとか
これは運命だとか
そーゆーの投げ捨てて
ただ生きたいって欲望が
頭の中ぐるぐる回って
涙は止まらなくて
ホントは誰かにしがみついて
優しい言葉を貰って
誰かに救って
欲しかったんだ…っ……
でも、魅散がいれば…
他には何もいらない
恐怖を振り切って
ちゃんとお別れしないとね?
魅散side
永、本当は怖いよね?
強いけど、弱いんだよね?
永は絶対死んだりしない
私の傍にずっといる
私が強くなるから
「永、ご飯だよっ!」
「ん、今行く」
2人して心情隠して
平然としてる
ちょっと可笑しいね