「そういえば永、
彼女とか出来たー?
高校生なんだし、
恋しなきゃ青春損だよっ!」





「…………はぁ?!
そーいう魅散はどうなの?」




へっ?!私……?




「えへへー♪
実は私……彼氏出来たんだ!

ほら~…えっと…
三年の渡辺先輩!」




「………へー」





なんか冷たい…

もっと何か言う事ない訳?!





「ふーんだ!
永なんか嫌~いっ!」




「え。」



「なーんてねっ♪
嘘に決まってんじゃんっ!
ずっと一緒だよ?」




「そうだな……
……出来たら良いなぁ…」





そうやって遠くを見て
永は静かに微笑んだ