「三股魅散」
「ちょ…何その称号的なやつ!
私は浮気なんか…」
「ほんとー?」
「ホント!」
「ぜったいー?」
「絶対!」
「神埼とか刹那様に
ときめいた事ないの?」
「うぐっ…」
南様には叶いません(泣)
「いーなー魅散…
神埼くんと幼馴染みとか…
私も行っちゃダメ?」
「あ…えと…」
「神埼くんに連絡取れない?」
「き、今日は二人きりって
約束してるから…」
「ふーん…」
るなはつまんなそうに
私達から離れた
「怒らせちゃったかな…?」
「あー……るな、結構
本気みたいなんだよね…」
ほん…き……かぁ
知らなかったな
やっぱりモテるんだよね…
「それより魅散!」
「何?イケメンの知り合いなんて
もう居ないからね?!」
「違うよ!夏祭りの事、
もっと詳しく教えて♪」
「男連れなんてズルいぞぉ?」
そんなぁ…
「何か胸キュンなフラグたった?!」
胸キュン…
「無い(キッパリ)」
「魅散が鈍いだけじゃなくて?!」
無かったけど…
「じゃあ、どんな会話した?」
「えーと…」
女子の恋ばなは止まらない…(泣)