「先輩と行ったって
いってなかった?!
…まさか魅散…浮気!?」



「わ――!!違う違う!!」









「「「紹介しなさい!!」」」






「そんなぁ………」









私の思いつく人物はただ一人



絶対来なさそう…












イケメンかどうかは
分かんないけど…

夏祭り一緒に行ったし…









「てか何で?!渡辺先輩は?!」



「あ…ぇと…」









私は洗いざらい吐いた

というか吐かされた









「ふーん…それで二人の男と
デートしたわけ?」



「う、うん…
ダブルデート…ってやつ?」






「「意味が違うわ馬鹿!!」」






怖いよお(泣)









「ねね、メアドとかある?!」



「え、うん…」



「「きゃーっ!!メールして!!」」






きゃーって……






「メール嫌いな人だから…
電話で良いかな?」



すみません…
迷惑でホントすみません



絶対ウザがられる…

そして罵られる…



女子高生に騒がれるとか
嫌がりそうだし…









「ていうかどこの学校?!
名前は?!」






「と、とりあえずかけてみる」









神様………!!

どうか出ませんように












その人の名前を探して、
発信する






女子達のリクエストにより…

ピンポンダッシュする気分…







5コール目に…



ガチャッ






「ひっ!!」






「で、出たわよ!!」



「きゃー楽しみ!!」






神様酷いよ…



き、きっていいですか?!









『……魅散か?』






「呼び捨て?!」



「どーゆー関係!?」






「私です…」



なんでこんな事に…
刹那が女子高生に
遊ばれるなんて…






『何?永の事か?
…てかなんか煩い
用事なら早く言え』



「あ…えと…その…」



『…』






「神埼君とも知り合いなの?!」



「刹那くんって言うんだぁ♪」






「あ、あのね、なんか、
ちょっとその…あははは」






この低音ボイスはまさしく
寝起きの不機嫌刹那様






『んだよさっさと言え馬鹿』






「毒舌なんだね!」



「声かっこよくない?!」






『話す事決まったらかけろ』



ブツッ












「あ〜怖かった…
みんな変な事させないでよ!!」



「ごめんごめん(笑)
あ、写真とか「ない!!」」






恥ずかしい…



なんで女子はこーゆー事
させるんだろう…









※嘘涙実体験



「もう!!恥ずかしいじゃん!!」



「いやぁ〜♪」






「で、みちる!
あんたどっちが本命なのよ?!」



「渡辺先輩なの?!
それとも刹那様なの?!」









せ、刹那様って…



だいたい刹那は
どうかんがえても
恋愛対象外だしね♪



相手にされてないというか…
女の子として見てないし!!






「いや、本命もなにも
先輩が彼氏だし…!!」



「ねーねー赤倉さん!!
刹那くんってカッコいい?!」



話変えるのはやっ!!






「ぇ…えーと…普通…かな?」






「嘘!!私が見たときは
めちゃくちゃイケメンだった!」



「「目撃者はテメェか!!」」









刹那…は…イケメン…なのか?






「あんまり顔見てないし」



「何それ!!」






あ、あれ?失礼だったかな?









「ていうか魅散、今日は
テンション高いね♪

なんか良いことあった?」






「…へ?!私?!」












良いこと…あ!!






「えへへ♪実はね…
今日は永と花火やるんだ!」



「「………」」






え?!何この反応?!






「三股魅散」



「ちょ…何その称号的なやつ!
私は浮気なんか…」









「ほんとー?」



「ホント!」



「ぜったいー?」



「絶対!」






「神埼とか刹那様に
ときめいた事ないの?」



「うぐっ…」






南様には叶いません(泣)









「いーなー魅散…
神埼くんと幼馴染みとか…

私も行っちゃダメ?」



「あ…えと…」



「神埼くんに連絡取れない?」



「き、今日は二人きりって
約束してるから…」



「ふーん…」






るなはつまんなそうに
私達から離れた






「怒らせちゃったかな…?」



「あー……るな、結構
本気みたいなんだよね…」









ほん…き……かぁ

知らなかったな


やっぱりモテるんだよね…






「それより魅散!」



「何?イケメンの知り合いなんて
もう居ないからね?!」






「違うよ!夏祭りの事、
もっと詳しく教えて♪」



「男連れなんてズルいぞぉ?」






そんなぁ…






「何か胸キュンなフラグたった?!」







胸キュン…







「無い(キッパリ)」



「魅散が鈍いだけじゃなくて?!」









無かったけど…






「じゃあ、どんな会話した?」



「えーと…」






女子の恋ばなは止まらない…(泣)

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