「見える?」

「へぇっ・・・?」


声のした方に視線を動かすと、あたしよりはるかに背の高い女の子が立っていた。



っ!きれい!

声の持ち主のその子は本当に綺麗だった。



黒のストレートの髪はサラサラのツヤツヤ。

奥二重の目には目力を感じるし、

スカートから伸びる足はすらっと長い。


フラミンゴも真っ青だ!!





「おーい?きーてる・・・?」

目の前で手をプラプラされてふっと自分に返った。



「ききき、聞いてましたっ!」

慌てて返事をする。


「プッ。そんなにどもらなくても(笑」

「ぁっぁはは・・・?」




ぅわwwあたし恥ずかしwww///



「見えないんだよね?おいで?」


そう言って手が差し出された。




「ぁっありがとぅ///」

そう言って恐る恐る手を乗せると、彼女に手を引いてもらい掲示板の前に出た。