那瑠と別れた後もずっと那瑠のことを考えていた。
やべぇな、本気でほしぃわ。
そう思っていたら突然後ろから抱きつかれた。
「オレの暁ちゃんめっーけ!」
「ぐえっ、・・・おはよ明。」
誰がお前の俺だっつーの。
「おぅ!はよ、暁!」
明から開放され明のほうへ向き直った。
明は俺の幼稚園からの幼馴染で、こげ茶色の髪を前髪だけ上げていて、身長は俺よりちょっと高いくらい。
のりがいい、絡みやすいダチ。
はっきりいって、明ももてる。
俺みたいに女遊びは絶対しないけど。
「暁、お前また女といたの?」
さすが幼馴染、するどいなぁ・・・。
「そうでーす。今日のトップバッターは3年のユリ先輩でしたwww」
「その先輩、野球部の主将と付き合ってなかったけ?」
「そうだっけー?気にしない気にしナーい♪」
「・・・暁ぃ、お前のそのうち殺されるぞ?」
おぉこわ!でもそのときはそのときだ!