【暁side】


「ひぁっ・・・―。」

「ん~ぅるさいよ先輩。」


誰も居ない空き教室に卑猥な声が響く。






・・・―――――。

「暁ぃ・・・行っちゃやだぁ・・・!」

「ありゃ、約束が違うぞ先輩。」


ケータイをカチカチいじりながら返事をした。





「・・・メールの相手。次の子?」


よく分かってるのにね。
聞いて傷つくのは自分なのに。

「暁はホント女好きだね?」


そう言われてフッと笑った。










「そうだね?」








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