「カノン…大丈夫か?」
目を覚ましたカノンを覗き込む
熱のせいなのか、うるうるの瞳が俺を見つめる
「あ…れ?私…なんで?」
キョロキョロと周りの様子を確認したカノンが困惑した表情を浮かべる
「中庭で倒れたんだ。風邪引いちゃったんだね」
「風邪…。そうですか。すみません…ご迷惑おかけしました…」
本当に申し訳なさそうに謝るカノン
悪いのは俺なのに…
「お薬を調合してきます…」
「あぁ、うん。ありがとう」
俺にペコリと頭を下げてレインが部屋を出ていった
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