ビックリした。

いつもなら、
「俺んち来ない?」
とか
「ホテル行こ?」
とか、なのに
彼は違った。


「だめですか?」

耳まで赤い
彼を<かわいい>
と思うと同時に
<愛おしい>
と感じた。


あたしは小さく
頷いた。