―――……



「じゃあ、すぐに海外に戻るんだ」


「あぁ」


注目した暖かい紅茶を飲みながら、そんなことを口にする


カフェに入って数時間


私は黒崎くんからあの雑誌のことを聞いた


どうやら、あれは期間限定であのグループに入っているらしい


黒崎くんは黒崎くんで海外で違うグループがあるらしく、そこのヴォーカルとギターをしていて今は日本での活動があり、一時的に戻って来てる―…だからあの雑誌に乗ってたんだ


頷く私に黒崎くんはクスリと微笑む


「まだ、日本だと知名度低いから地道に色々してんだ」


そうなんだ…


「でも、凄いね。同い年なのに」

「そんなことない。ただ、やりたいことだから」


それでもすごい

やりたい事があるなんて…


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