「どう、寒いし少し暖まるか?」
「え」
「気になるんだろ?あの雑誌のこと」
「それは…」
「あ、もしかして龍之介がいないと嫌か?」
「え?そんなことはっ」
確かに、前は龍之介くんがいたから話せたけど
今は二人きり
上手く離せる自信はないけど、気になってしまって…
ブンブンと、手を左右にふると、黒崎くんは私の肩に手を回しす
「じゃあ、いこう」
「う、うん…」
小さく、私は頷いてしまった―――……
千尋先生との約束
その存在を忘れてしまったのは言うまでもなかった―……
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…