なんで…先生の意地悪っ


自分のしてしまった失敗に改めて悔やむ


先生のキス、大好きなのに

出来ないなんて…っ


こんなお仕置きなら、正座の1時間とか


漫画みたいにバケツをもって廊下に立ったほうが全然いい…


「千尋先生…」


カーテンを握りながら、先生をみると


チラリと私をみて、すぐに視線を元にもどす


「ダメだ」


「…」


なんか、もう…ショックだ…


そんな気持ちで、床を見つめていると、不意に保健室のドアがあいて…


「千尋~」


謙先生が姿をみせる


「あ、いた!」

そう言い保健室に入ってくると、私と目があう


「あら、雪村?具合悪いの?」

「え?」


私の顔をみて謙先生の顔が歪んだ


「なんか、変な表情だけど」


「あ、いえ…そんなことは」


先生との会話のせいだ


「そうなの?千尋」


「あぁ、腹が痛いから少し寝てたんだ」


「そう、大変ね…雪村、椅子に座って休みなさい」


謙先生はそう言うと、近くの椅子をひいて私を少し強引に座らせた


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