――――――………








「…あの、千尋先生?」

「……………」


「先生?」


「………」


「………」




翌日の昼休み

静まりかえる保健室に私の声だけが響く



それだけで、千尋先生は完璧に怒っているって事はすぐに分かる


その原因はわたし


それは、分かっている














昨日の先生との初デート


私は待ち合わせ場所に行ったのにも関わらず


黒崎くんとあって、しかもカフェでお茶してしまい


すかっり忘れてしまっていたのだ



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