『どうして、弓道休んだんだよ。もしかして、泉の事か!?』『まあ、そうだけど気にしないでっ!!別に、深い意味なんてないし。』

海斗は、私の頭を撫でてくれた。海斗はどうして、私を心配しているの?それに泉の事も…気になるし。こんな、臆病の自分が好きに、なれるかな?いつもそう思いながら、家へ帰って行った。

『ただいまー…!?お母さん!?あれ…フランスは?』
『お帰り♪♪フランスは、明後日になったみたいなの♪』

私のお母さんとお父さんは、別々に海外に行った。要するに離婚みたいだった。お母さんはインドで暮らしていたけど、違う海外に転々と暮らしている。お父さんは、ずっとブラジルに暮らしているみたい。お父さんとお母さんは、ずっと電話を、取り合ってないみたい。

『お母さん、再婚って、無理…?』
『無理無理!!あんな男と再婚なんて、したくないわよ!美希も、あんな男みたいな人と結婚なんてしちゃ駄目よ!』