次の日。

『海斗!オハヨー♪』
『オハヨー…今日は泉とは一緒に行かなかったのか?』
『ちょっと、ね…ー?』

私の心は、傷だらけで、どこも癒されない。
『海斗!一限目理科室だから、一緒に行こ。』
『泉とは、いいのか?』
『………。』

まただ…ー海斗が、心配している。海斗には、メーワクかけられないから…ー。明るい自分にならなきゃ。
理科室で実験の話しをしている。泉の横顔が輝いていた……本当に、私達は友達になれないんだ…?私は、心からそう思っていた…ー。泉に本当の自分が、思った事を言えば、その代わりに、恐怖が、かえってくる。私はそれを、恐れていた…ー。