せめて、何か書くことだけに集中して生きられたら、
「きっと、もっと何か書くことができるのではないか」
そんな考えが頭を過ぎる。

もし、私が現職を辞したとしたら、何を生業として生きればよいのだろうか。

得意かどうかは別として、実際、私がものを書くことを仕事にできたら、どうなるだろう。

間違いなく、それで生きていくことなどできないと解っていながら。

そんな生きることを放棄するかのような、甘ったれたことを考えてしまう。