この今現在の瞬間は良い。

まだまだ酒を楽しむこともできるし、そのままに寝ることもできる。

楽しみにしている夢というロードショーも待っている。

しかし、それは繰り返され、その先には朝が待っている。

苦痛の朝が。

ただただ苦しみの中に、生きるという、生きる為という目的に全神経を蠢かし、薄ぼけた思考と視覚の中、鈍り腐った筋肉へ命令を送り、四肢を現実の空間に這わせる。

その繰り返しが、私の人生だ。