夜には、朝を待つ。

そして、朝になれば、夜を待つ。

苦しみだけが募ってゆく。

この日々が、一体どれだけ続いていくのか。

逃げ場も無く、ただただ、砂丘の向こうに何があるのかすらも分からずに歩き続けるようだ。

いっそ、この現実を捨てようか。

と、自暴自棄にもなれず、ただただ、淡々と苦しみと対峙する日々が過ぎゆく。