それを自分の分野が好きなだけ、という例えば『数学オタク』な数字萌えな教師はダメだろう。

実に私は、そういった教師を一人知っている。

それは、高校時代の数学の教師だ。

彼は生徒が嫌いらしく、
「やあ!先生!!」
と、私が肩に手をあてようとすると、サッとよけるのである。

それを面白がって、なんども挑戦すると、サッッサッっと、まるで映画『マトリクス』に出てくるエージェント(敵)が弾丸を避けるような感じになる。

これがまた面白過ぎるのだ。