そんなやり取りをしているうちに学校の下駄箱の前までやって来た


さっそく 2人でクラス表に目をやる


自分の名前を探してみた


「あった!あった~!」

みなみはなぜかハイテンションで あった を連呼する


「みなみ、どうしたの?」

たずねてみた



「ゆみ!同じクラスだよ~!2年1組♪」

それを聞いた瞬間、私も嬉しくなりつい「うそ~!みなみ、一年間よろしくね!!!」とハイテンションになっていた



私は クラス表に目をうつした


「2年…1組っと…あ、あった♪・・・ん?」


みたこともない名前。。。


転校生…とか?


少し気になる



「友美・・・?」

みなみが不思議そうにみてきた


「あ、ごめん♪それより、転校生…かな?」

「なにが!?」

みなみはわけがわからずききかえしてきた

そりゃそうだ。
いきなり 転校生?などと言われても・・・


「2年1組にみたことない名前があるの」


「・・・ほんとだ!神藤…陸夜?」

神藤…陸夜くんかぁ


どんな人だろう






この時までは、あなたが私にとってどんな存在になるかなんておもってもみなかったんだ