11歳 5月


誕生日も迎え
11歳になった

毎日変わらない生活。
得におもしろいこともなく
格別嫌な事もない


でも、この日は
何かしらやばかった



「たっだいまぁ★」


「あ、ナツおかえり」


何事もなく学校から帰ってきたうちは
何も知らないまま
おやつを食べてぼーっとしていた

その時


「なぁナツ、大事な話があるんやけど」


…?
お母さんが話しかけてきた


「何ー?」


「あんまりびっくりして
 腰抜かしなや 笑」


「ええから何よ」