「あっ! 山口じゃん!
ねぇねぇ
アド交換しよ!」

声をかけてきたのは

大橋一紀-オオハシ カズキ-

身長が高くて
声が大きめ

だから、身長の低いあたしからすると
かなりの威圧感…


「ねぇ~アド教えてくんないの?」


あたしが黙っていると

大橋君の隣にいた
男子が話しに入ってきた

「おい一紀~
いきなりアド聞くなよ
山口が困ってるだろっ」


そう言って人懐っこい笑みをうかべたのは

東條敦斗-トウジョウ アツト-

「だって仲良くなりたかったからさ♪」


「べつに…
教えてもいいよ」