助けてあげようと思った
その時っ!!


彼女は取り囲む女子達をを
鋭い目で睨みつけていた

スゲー…

てか…かっけ~!!!

取り囲む女子…
いや…
クラス中の人々が
一歩引いたような顔をしている

もちろん俺も
驚きを隠せないっ


女子達は悔しながらもその場を立ち去った


憧れるな…

一言も口にしなくても
女子達を追い払うことが出来るなんて…

気づいたら俺は
彼女に声をかけていた…

「友達になろう」って


恥ずかしいな…
男からって…


でも彼女は
女の子らしい顔をしていた

少し赤くなったほっぺが可愛いかった


彼女は照れながらもいいよと言ってくれた

正確に言うと「…別に…」だったけど…


嬉しかった

なんか…告白した気分だな…



智SIDEEND



「お嬢っお帰んなさい!!」

「ああ…」

「初めてのおつとめご苦労さんでしたっ」

「ああ」


今日もいつものお出迎え…


「お嬢ー!!」

すると誠也が
あたしの所へ駆け寄ってきた

てか
何故誠也の方が帰りが早いんだ?

「お嬢っ学校どうでしたかい?友達出来やした?」


誠也の奴…
早速そこにふれやがって…

「別に…」

「出来たんすね♪出来たんすね♪」

まるで犬のようにはしゃぐ誠也…

「お前には関係ないだろっΣ」

思わずひどい言葉を言うあたし。


はぁ…






「よかったっす」

「え!?」

「お嬢に友達が出来て。よかったっす♪」


ホッとした顔を見せる誠也

「だからお前には関係ないって言ってるだろっ」

「あっお嬢!!」


どうして?
冷たくしたのに…

どうしてあたしに優しくするんだ?



あたしは誠也から逃げるようにして
自分の部屋へと走った







友達が出来るということは
そんなにいいことなのか?


友達など
あたしに必要なモノなのか…?



わからない…

今のあたしには全くわからない問題だった


「人との関わりというものは
複雑だ…」



あたしはその夜
部屋から一歩も出ずにそのまま寝てしまった









次の日


あたしは誠也と学校へ行った

誠也はいつも通り普通に話している

あたしだけ気まずくなっていた


というか…
どうして誠也の事を考えるのだろう

この気持ちはなんだ?

いつもと少し違うぞ…


胸がチクチクする



これって…?







などと考えながら歩いていると
いつのまにか学校に着いていた

「それじゃあお嬢っまた後で♪」

誠也は一言残して職員室へ向かった



あたしは誠也と別れて
一人で教室へと向かった



でもなんだか…


嫌な予感…。







ガラガラガラ…


あたしは教室のドアを開けた

すると
教室にいる生徒達があたしの方へ注目した

なんせあたしは
昨日やらかしちゃったみたいなもので…

みんなはあたしを一歩引いたような目を向けている


まぁ…当たり前か…


ある意味一人だな








あたしはみんなの視線を浴びながら
自分の席についた


「おはよぅ…」

智が弱気な挨拶をした

「お…おぉ…」

あたしも弱気だった…

「ある意味人気者だね。華憐ちゃん」

「か…華憐でいいよ…」

せっかくの初めての友達なんだし…
男でも関係ないつ

だってあたしの家には
女は一人だから♪


「か…華憐」

智は呼びなれないようにあたしの名前を口にした

「クス…」

なんだか笑えてきた

「え!?か…華憐…笑ってる?」

「…っ!!笑ってないっ///」

あたしは恥ずかしいあまりに
嘘をついた

「嘘だぁ!笑ってる」


周りのみんなも
あたしが笑ったところをキッチリ見ていたらしく

驚きを隠せていなかった


そんなに!?






「笑うんだ…」

「わ…笑っちゃダメ!?」

「いやいやいやっ初めて見たから…」

「…あたしだって…」



あたしだって…


家族意外に笑顔を見せたことなどない

というか
家族といってもほんの数人


笑えてくるのも
あたしにとっては珍しいことで…
自分でもびっくり…

なのにどうして?
特別でもないのに

どうして笑えてきちゃったの?




不器用なLOVESONG♪

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