あたしは必死にスカートの裾を押さえる。

顔も耳もきっと真っ赤になってる。


「大丈夫だって。誰もこねぇよ。さっき鍵かけたし」


「あ……」


さっきあたしを部屋の中に入れて、ドアを閉めた時に鍵もかけてたのかな……。

なんて考えているうちにスルスルとあたしのスカートの中に入ってくる卓巳君の手。


卓巳君は、あたしの反応を楽しむかのように上目遣いでこちらを見てから、脚に唇をあてた。

そしてそのまま舌を這わせる。


「……やっ……」


たまらくなって身をよじると、またクスクス笑う。

もうやだ……。

また完全に卓巳君のペースに乗せられてる。



「あ。そだ……」


舌の動きが止まったと思ったら、卓巳君がジーンズの後ろポケットをゴソゴソと探りだした。


「デザートならあったんだ」


「え……?」